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関連痛の特徴

2018.06.11 | Category:

関連痛は関節機能が悪くなりその情報を関節にある関節受容器が脳に信号として送る時に脳を必要以上に刺激し痛みや痺れを起こします。ですから関節機能が悪ければ悪いほど信号の量が増え関連痛や感覚異常もひどくなります。

関節機能障害の中でも特に関連痛や感覚異常が強く現れるのは仙腸関節炎です。仙腸関節は関節受容器の数も多く仙腸関節が機能障害になると関連痛が起こる事が多いです。その中でも仙腸関節炎はひどい関連痛になる可能性があります。関節受容器の中には炎症にだけ反応するものがあり、それが反応すれば信号の量が一気に増えます。そうなると関連痛は強くなります。

また関連痛の特徴として「痛みの所在がはっきりしない」とか「奥の方が痛い」とか「痛みの場所が毎日微妙に変わる」などという事があります。これは脳が刺激される場所や刺激の量によって起こるものです。

今まで神経が圧迫されて痛みが出ていると思われていたものが関連痛であったという事も非常に多いです。特に仙腸関節の機能障害は腰痛と共にありの痛みや痺れも同時に引き起こします。これはヘルニア・脊柱管狭窄症と診断されることが多いのですが仙腸関節機能障害による関連痛であることも考えられます。むしろ関連痛の可能性のほうが高いと考えています。

足の痛みの多くは関連痛

2018.06.05 | Category:

腰が痛くて足にも痛み・しびれがある場合、病院や整骨院に行くと「ヘルニアによる坐骨神経痛」と言われることが多いと思います。ヘルニアでなくても梨状筋などで神経が圧迫されているとか言われるかもしれません。

実際、40代以上になれば腰痛がなくてもあってもかなりの方がMRIをとればヘルニアが出ています。しかし患者さんに足の痛みの事を詳しく聞いてみると「膝下の外側だけ痛い」とか「大腿部の前面だけ痛い」とか「膝の裏が痛い」とか「臀部が痛い」という方が多いのです。

腰で神経を圧迫しているのであれば、その神経に沿って痛みが出ます。坐骨神経なら臀部の中央から大腿後面、膝裏、ふくらはぎ、踵まで痛くなります。でもそういった患者さんはほとんどいません。

では何で「膝下の外側が痛い」「膝の裏が痛い」となるのか。

それは仙腸関節機能障害によって関節受容器が反応し信号を脳に送ります。その信号が多くなればなるほど脳を刺激して「関連痛」を引き起こします。ケガでもないのにこのように足の局所が痛くなったり痺れが起こる場合「脳が刺激された」場合がほとんどです。痛みの場合、関連痛といい、しびれや冷感・脱力・つっぱり感・熱感などの場合は脳が刺激されたことによる感覚異常です。

AKA療法(博田法)で仙腸関節機能障害を治せば関節受容器が反応しなくなり、脳に信号が送られなくなるので関連痛は改善します。

椎間板ヘルニアについて

2018.05.30 | Category:

当院においても病院で「椎間板ヘルニア」と診断された方は多く来院されます。画像診断が主流になり本当にヘルニアの患者さんが増えました。

確かにヘルニアと診断された方は実際にヘルニアが突出しています。ただそれが痛みやしびれの原因かどうかは別の話です。ヘルニアが坐骨神経などの腰椎から出ている神経を圧迫し痛みやしびれを起こしているという仮説ですが、もし坐骨神経を圧迫しているのであれば坐骨神経を圧迫している所から末端に向かって坐骨神経の走行に沿ってすべて痛くなるはずです。

でも実際は足に症状がなく腰が痛いだけでも画像でヘルニアが出ていれば椎間板ヘルニアと診断されてしまいます。

実は腰痛や足の痛みがない方でもMRIをとればかなりの割合でヘルニアが出ているのです。

当院でもヘルニアと診断され腰と足の症状で困り果て来院される患者さんも多いですがほとんどの場合改善しています。もし真のヘルニアであったならばAKA療法でも症状は改善しません。

他にも実際にヘルニアの手術をしてヘルニアを除去したにもかかわらず症状が改善しなかったり再発を繰り返したりという患者さんも来院されますが、こちらもAKA療法に反応し改善する事がほとんどです。

結局はヘルニアは出ていても痛みや痺れの原因は「仙腸関節機能障害」だったのです。原因を治さない限り症状は取れないという事ですね。

ただ仙腸関節機能障害の中でも仙腸関節炎の場合は治るまでに3か月以上かかります。

肩こり・肩甲骨周辺のコリ

2018.05.23 | Category:

肩こりなどで悩んでいる方は本当に多いです。ひどくなると頭痛が起こったり吐き気がしたり日常生活や仕事にまで影響してしまうこともあります。しかし周囲の人には「肩こりくらいで」とか思われてしまうのでつらいです。

肩こりになっても普通はマッサージでほぐす、運動をする、鍼治療、整体、カイロ、病院で注射などでごまかしながらなんとか生活している人がほとんどです。しかしほとんどが一時的に楽になるだけで再発を繰り返し根本的な解決にはなりません。

肩こりの原因として血行が悪いとか言われていますが首周辺は太い血管が多く身体の中心部なので血行が悪くなったりしません。

肩こりの原因としては筋肉の過緊張状態が長く続くことによってコリになってしまうのと筋肉に負担がかかり続けると筋肉が疲労し硬くなります。このどちらにも関節の機能が関係してきます。

関節面のすべりが悪くなり関節の機能が落ちると関節機能障害の状態になります。初めの原因は骨盤の仙腸関節の機能障害です。仙腸関節が機能しなくなると背骨全体に常に負担がかるようになり背骨にある椎間関節や肋椎関節の機能も悪くなります。昨日が悪くなった関節の周りの筋肉などの軟部組織は過緊張を起こし縮まって硬くなります。その状態が続くと過緊張を起こしていた軟部組織がコリとなります。

また仙腸関節や背骨の関節が機能しなくなると骨や関節で身体のバランスをとる事ができなくなり筋肉で身体を支えることになります。そうなると筋肉にいつも負担がかかり疲労が蓄積し硬くなります。

コリを一時的に治すのではなく根本的に治すにはこの仙腸関節や背骨の関節の機能を治さなければなりません。

AKA療法(博田法)は関節機能障害(関節面のすべりが悪くなり関節の動きが悪くなった状態、または関節炎)を治す治療法です。肩こりも根本から治し再発しない状態にし、肩こりがない状態をずっと保てるようにしましょう。

筋肉に対する施術 と 関節に対する施術

2018.05.14 | Category:

AKA療法(博田法)は関節機能を正常に戻す施術なので関節面の動きに対する施術ですが、ほとんどの他の施術は筋肉に対する施術です。

硬くなった筋肉をほぐし柔らかくする。筋肉のバランスが悪くなっているので痛みが出る。筋肉量が足りないので体を動かせない。といったものです。

確かに筋肉が硬いと良くありません。しかし筋肉が硬くなった原因は関節機能障害です。関節が正常に機能していないと筋肉の過緊張が起こり、その状態が長く続くとカチカチに硬くなります。この過緊張が起こるのは深部の筋肉です。そして関節の機能が悪くなり関節が硬くなって動かなくなればなるほど表面の大きな筋肉で身体を支えるようになり表面の筋肉に負担がかかり硬くなります。

このように筋肉に負担がかかる原因は関節機能によるところが大部分です。また身体を動かす際に関節が動かないと筋肉に頼ってしまいます。高齢者の場合筋肉量が少ないので関節の動きが悪くなると途端に身体を動かせなくなります。

しかし高齢者の筋肉量でも関節さえ機能すれば身体を十分に動かせるのです。

つまり原因は関節にあるのに症状が出るのは筋肉という事が多いのです。ですから筋肉を施術しても症状は和らぎますが一時しのぎでしかありません。根本的に治すには関節機能を治すしかないのです。

その他、ストレッチや運動・筋トレなどは筋肉にとってはいい事ですが、関節の機能が悪くなっている人にとっては関節に負担をかけてしまうだけですので良くありません。関節の機能を治してからストレッチなどは行うようにしてください。

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