仙腸関節は仙骨と腸骨の間の関節です。仙骨は背骨の最下端に位置し背骨の根底の部分です。腸骨は骨盤の一部で骨盤の中で最も大きな骨です。そして両下肢の最上端に位置し足の根っこの部分です。

仙腸関節は背骨の根っこと両下肢の根っこをつなぐ部分で、この関節がスムーズに動くと下半身と上半身がうまく連動し身体を動かすことがとても楽にできます。そして仙腸関節の動きが阻害されると身体に負担がかかり痛みや痺れ・コリなどの原因となります。

AKA博田法はこの仙腸関節の動きをスムーズにするための徒手療法です。

AKA博田法はとても素晴らしい治療法ですが、なんと言っても十分な技術を持った人が少ないのが問題です。

その理由としてAKA技術が非常に高度で難しい事です。また技術を身に付けるとしても多くの経験が必要になってくるので長い年月がかかります。

僕自身も２２年間AKA博田法を毎日のようにやっていますが今でも新しい発見があり毎年やり方も細かい部分で変わっています。こういった変化はこれからもずっと続くと思います。

野球のバッティングのようにどんなにすごいバッターでも１０割打つことは不可能ですので日々試行錯誤を続け技術の向上に努めます。

AKA博田法のように関節を一つ一つ個別に動かし関節面の運動（関節包内運動）を改善する方法は他には無いものですので一度体験していただきたいと常々思っております。

他の治療で効果が出ていなくてもＡＫＡ博田法では効果が期待できます。

もともとAKA博田法は痛みを取ることを目的とした治療法ではありません。仙腸関節をはじめとする様々な関節の関節面の動きを正常に戻すことによって関節機能を向上させ身体への負担を減らすことによって、その結果として痛みや痺れなどの症状が改善するのです。

患者さんの悩みは痛みはもちろん膝が伸びない・曲がらないとか腰が伸びないとか足が出なくて歩幅が狭いなど様々です。

AKA博田法ではこのような身体の動きの悩みにも対応しています。というかむしろ身体の動きを治す治療法なんです。

人にはいろいろな楽しみがあります。旅行だったり、おいしいものを食べに行ったり、スポーツなど身体を動かしたりすることが楽しみだという人が多いと思います。また家でゲームをしたりおしゃべりしたりするのも楽しみの一つです。

しかし、こういった楽しみの時に身体に痛みがあたっらどうでしょう？？

楽しいはずのことが全く楽しくありません。旅行ではたくさん歩いたりします。その時に腰が痛い、膝が痛いでは楽しくありません。

ゲームでもおしゃべりでも座っている時に腰が痛かったら楽しめません。

楽しみというのは痛みが無い時に本当に楽しめるのです。

つまり身体を治す事が最も優先されるべきことの一つです。

AKA博田法は関節機能を本来の動きに戻し快適な身体を維持できるようにする事を目的とする治療法です。

高齢者の方が身体を動かすことが大変になってくると病院や整骨院などでは「筋力が無いから・・」「歳だから・・」と言われてしまいます。

しかし身体を楽に動かせなくなる最大の原因は「関節が硬くなったから」です。

関節が硬くなったから筋力が必要になるのです。

関節面がスムーズに動いて骨を楽に動かすことができれば、筋力はそんなにいりません！！

実際、当院の患者さんで、寝返りができなかったり立ち上がるのが困難な方でも関節面をスムーズに動かせるようになると簡単にこのような動作ができるようになります。

AKA博田法は関節面の動きを本来の動きに戻していく施術です。これにより痛みが取れたり身体を楽に動かせたり疲れなくなったりコリが取れたりします。