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足が痛くて当院に5月から通っている91歳におばあちゃんが昨日歩いて買い物に行けたと言って喜んでいらっしゃいました。
「先生に報告したくて」と満面の笑みを浮かべていました。
駅前のスーパーまでは1キロメートル近くありいつもはタクシーを使って買い物していたらしいのですが往復歩けたと言って喜んでいました。しかも次の日に痛みが出るのが怖かったらしいのですが、今日も痛みが無く嬉しそうに私に報告してくださったので私も嬉しくなりました。
病院では「年だからしょうがない」という言葉ばかり言われていますが、このように90代になっても良くなるのです。私の院では90代の患者さんは一人ですが80代の患者さんはけっこういて皆さん症状は改善しています。
私もAKA博田法に惚れ込んで技術の向上を目指し18年間頑張ってきた甲斐がありました。これからも更なる技術向上を目指します。
腰に痛みがあり加えて臀部・大腿部・下腿部のどこかに「痛み」や「しびれ」があるとほとんどの場合「坐骨神経痛」と診断されますが、そもそも「坐骨神経痛」は症状の名前であり診断名ではありません。
代表的なものは椎間板ヘルニアという診断名で症状が「坐骨神経痛」という事です
しかも坐骨神経に沿って坐骨神経が圧迫されている場所から末端に向かって坐骨神経の走行上全てに痛みやしびれが出るものが坐骨神経痛なのですが足の一部だけ・臀部だけ・坐骨神経の走行と違う場所に「痛み」「しびれ」があっても「坐骨神経痛」と言われてしまっているのが現状です
「しびれ」の多くは関節機能障害で起こります。関節には関節感覚受容器というセンサーのようなものがあって関節の機能に異常が起こると脳に信号を送ります。この信号によって脳が刺激され「しびれ」「痛み」を引き起こします(関連痛など)
特に骨盤の仙腸関節にはこの関節受容器が多く仙腸関節機能障害があると特に足に「しびれ」「痛み」が起こりやすくなります。このような場合は仙腸関節の機能が正常になれば「痛み」「しびれ」は取れます。
このように真の坐骨神経痛というものは実際は少ないのです
肩こりは軽く見られがちですが、ひどくなると仕事や家事が出来なくなったり頭痛・吐き気を引き起こしたりして日常生活もままならない場合もあります。
原因としては「血行が悪い」「運動不足」等言われていますが、関節の機能低下・機能障害が主な原因であると考えます。関節の機能が悪くなるとその関節付近の筋肉・靭帯・関節包などの軟部組織が緊張(ぎゅっと縮む)を起こし過緊張状態となります。その過緊張状態が続くと硬くなり「こり」になっていきます。
また関節の機能が悪いとそれを動かす筋肉も疲労しやすくなり、コリの原因となります。
マッサージをすれば筋肉は一時的にほぐれますが関節機能障害が改善しない限り過緊張が起こりすぐに硬くなります。つまり原因である関節の機能を治さないかぎりコリは再発し続けます。
AKA療法により仙腸関節をはじめ椎間関節・肋椎関節・胸鎖関節・胸肋関節などの関節包内運動を改善し関節の機能が戻れば軟部組織の過緊張が無くなり「こり」も解消されるのです
私の父の整形外科(梅田整形外科)が今月(8月)いっぱいで閉院します。
50年以上足立区で整形外科をやり多くの患者さんを助けてきました。鍼治療・AKA博田法など普通の整形外科ではやらない治療を取り入れて様々な痛みの患者さんに対応してきました。
私が今ここにあるのも父の影響が大きくAKA博田法も父無しでは語れません
長い間お疲れさまでした。
施術を受けていて自分の状態が良くなったとか悪くなったという評価は「痛み」で評価する場合が多いのですが、これは正確な評価とは言えません。
「痛み」というのは測れませんし本人しか分からない感覚です。気分がすぐれない時は痛みもひどくなったような気もするし1週間前の「痛み」を正確には分かりません。
という事で施術の評価をする場合、可動域などで判断する事もできますが、患者さんも治療家も共有しやすい評価というのは「今まで出来なかったことが出来るようになった」が一番適切だと思います。
5分座っていると腰が痛くなっていたのが30分は座れるようになったとか階段をトントン上がれるようになったとか自転車に乗れるようになったとか朝起きる時にスッと立ち上がれるようになったとか後ろを振り向けるようになったとかです。
このように「痛み」という感覚的な基準で判断するのではなく「できない事」という明確な基準で判断するとどれだけ自分が良くなったかを判断できると思います