- 新着情報一覧 - 治るまでの期間

治るまでの期間

2019.06.24

よく患者さんに「どのくらいの期間で治りますか?」と聞かれることがあります。「個人差があり分かりません」と言えば簡単ですが、患者さんも個人差がある事は分かっていて聞いているのでもう少し絞って答えていきます。

まず「仙腸観閲機能障害」と言っても種類があります。ぎっくり腰のように関節面が引っかかっただけの場合、これは関節面の引っ掛かりをとって数日間で炎症が引き治ります。ただ。。もともと関節の動きが悪くて関節面が引っかかったのか、関節面の動きは正常だったのに重いものを持ったりして必要以上の負荷が仙腸関節にかかり起こったのか。。で違います。

元々関節面の動きが悪くぎっくり腰になった場合、重い物を持たなくても日常的な動きでぎっくり腰になります。靴を履く時・立ち上がる時・しゃがんだ時・くしゃみや咳をした時など普通ぎっくり腰にならないような動作でもなります。この場合ぎっくり腰の引っかかった関節面を外し、更に元々の関節の動きが悪い所も治さないと再発するので治療は続きます。しかし元々関節の動きが良く、重いものを持った時に儀栗越しになった場合は1回の施術で治る事が多いです。

次に日常の負担が何年も蓄積しだんだん関節面の動きが小さくなり仙腸関節が動かなくなった場合、これは機能が悪くなった機関に比例して治るまでの期間も決まってきます。人によっては何十年も仙腸関節の状態が悪い場合があり、悪い期間が長いと仙腸関節周りの筋肉・靭帯・関節包などが凝り固まって変性していたり関節面が癒着していたりしている場合がほとんどですので治るまでの期間も長くなります。数か月から数年かかる場合もあります。治療期間が長くなっても毎日通う訳ではありません。1週間に1度から1か月に1度の周期で施術します。

もう一つは仙腸関節炎の場合です。これは痛みも強くAKA療法(博田法)で治療しても最低3か月はかかります。関節炎の場合、「炎症期」が存在し、適切な治療をしても最低3か月はかかります。適切な治療をしないと半年・1年以上かかる場合もあります。しかもこの「炎症期」の期間は何をやっても症状がほとんど改善しません。ですから患者さんはつらいのです。しかしAKA療法では3か月ほどでほとんどの場合治癒するか症状がかなり軽減します。(仙腸関節特殊型の場合は完治しませんが症状は軽減しAKA博田法で痛みはコントロールできます)

このように患者さんの仙腸関節機能障害の状態によって治癒期間は異なりますし、AKAは痛みを取って治療が終わりではなく関節機能を正常にして再発の可能性をできるだけなくすことが目的となります。


アクセス情報

所在地

〒120-0012
東京都足立区青井3-7-20 S・Kビル101

駐車場

1台あり

休診日

日曜・祝祭日