肩がこる・腰が張る・筋肉が痛い・痺れるなど身体が痛かったり痺れるところは筋肉が多いのです。ただ原因も筋肉かと言えばそうではありません。筋肉は関節の状態を如実に表しているのです。

関節面がきれいに動いていないと関節受容器が反応し筋肉が緊張（筋肉が縮んで硬くなる状態、つっぱる感覚）が起こります。これは一時的なものですが何日何か月も続けばコリになります。肩こりや背中のコリも背骨や肋骨がスイスイ動いていない人に起こります。

また関節が硬ければ骨も動きにくくなります。骨を動かしているのは筋肉です。当然関節の動きが硬ければ筋力が必要になりますし、必要以上の筋力を使えばすぐに筋肉は疲労します。これもコリの原因です。つまり関節が硬いと筋肉は過緊張と疲労でダブルパンチで負担がかかります。

逆に関節面がスイスイ動けば筋肉の過緊張は起こらないし、骨もスイスイ動くので筋力も最小限で済みますので疲れにくいのです。

関節が硬いとコリだけではなく痛みや痺れも起こります。関節面がスイスイ動かないと関節の動く軌道が乱れ筋肉を損傷したりします。また関節面の軌道が悪いまま関節を使い続ければ炎症を起こす原因になります。

動きが悪くなった関節は自分で動かしてもなかなか動くようになりません。関節が硬いのは関節面のすべりが悪いのです。関節面のすべりが悪いのに自分で関節を動かせば関節に負担がかかり悪化することもあります。

AKA博田法は関節面を個別に動かし関節面の動き（すべり・回旋・回転）を良くする治療法です。極端に言えば身体じゅうの関節がスイスイ動けば痛みもしびれもコリも変形もほとんど起こりません。筋肉の状態は関節の状態を表しているのです。ですから原因は関節にあるので筋肉を施術しても一時的で根本的には治りません。関節の動きを治せば勝手に筋肉の状態は良くなります。

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