Blog記事一覧
父の整形外科(梅田整形外科)が8月いっぱいで閉院することになりました。お疲れ様です。
父がAKA博田法を知り、その効果に驚き、夢中になって勉強し研修・臨牀を重ねAKA博田法の指導医になり更に腕を磨き今日まで多くの患者さんの痛みを治してきました。本当に頭が下がります。
僕も現時点で17年間AKA博田法の勉強・実践を重ねてきましたがとても難しく父の指導無しでは現在の技術を身に付けることはできませんでした。本当に感謝しています
様々な治療法がありますが父が夢中になったのはAKA博田法だけです。あの頑固な父が人に治療法を教えてもらうなんて考えられませんでしたが、博田先生だけは尊敬していました。そしてAKA博田法のすごさをいつも嬉しそうに話していました。
私も父がそんなに夢中になるなんてどんな治療法なんだろうと興味を持ち、勉強してみるとなるほど今までの伝統的治療法とは全く違う考え方が多くて驚きました
父の治療を見ていてもぎっくり腰で一人で歩けなかった患者さんが普通に歩いて帰ったり、患者さんのほうが痛みが楽になってびっくりしている事が多かったです
これからは私も父のように多くの痛みで悩んでいる患者さんを治していきます。
AKA博田法は痛みに対する治療法として有名になりましたが、本来関節包内運動を改善し関節の機能を正常に戻し身体の動きを良くする治療法です
関節包内運動とは関節面どうしの動きの事で関節が動く時に関節面どうしは滑ったり回転したり回旋したりして関節の動きを助けています。この関節包内運動に異常が生じると関節がスムーズに動かなくなり身体を動かしにくくなったり身体が重くなったりひどくなると痛みやしびれを引き起こします
ケガでもなく、いつもの生活の中で自然に起こる痛みはほとんどがこの関節包内運動の異常が原因だと思います
AKA博田法はこの関節包内運動の異常を治す治療法ですが関節機能が改善されると結果的に痛みやしびれが取れるので「痛みに対する治療法」だと思われてきたのです。
このようにAKA療法は痛みが取れるだけではなく関節の機能が良くなる事によって身体を動かしやすいとか疲れにくいとか関節可動域が上がる等の「いいこと」が起こります。
肋骨というと心臓・肺などの大切な臓器を守る役目が第一ですが、身体を動かす上でも大切な役割があります。
肋骨は前方で胸骨と後方で背骨と関節しています。胸骨との関節を胸肋関節、背骨との関節を肋椎関節と言います。これらの関節は頚・腕・手首・指などの動きと同時に動き、頚・腕などの動きを助けています。
また呼吸とも関係していて息を吸うときに胸郭が広がりますが肋骨の関節が動かないと上手く広がりません。そうなると深い呼吸ができずに浅い呼吸になり睡眠時なども息が苦しくなることもあります。
このように肋骨は様々な動きを助けているので肋骨の関節が機能障害(動きが悪くなる又は動かない)を起こすと頚や腕・肩・胸・指・手首・肘などに痛みやしびれが出たり頚・肩・背中が酷く凝るようになります。
実際に施術していますと腕の痺れや痛み・指のしびれ・痛みなどは肋骨の動きをAKA療法で治すと改善します。(関節機能障害が原因の場合)
頚に関しては背骨の動きの他に第一肋椎関節・胸鎖関節(鎖骨の関節)、第7頚椎第1胸椎椎間関節などの機能障害が原因で起こる事がほとんどです。
なぜ肋骨や背骨の動きが悪くなり機能障害を起こすかというと骨盤の仙腸関節の機能が悪くなり骨盤が機能しなくなると背骨に負担がかかり、背骨が動かなくなってくると肋骨にも影響し肋骨の関節も動かなくなるのです。
結局、根本は仙腸関節なのです。仙腸関節の機能障害を放っておくと身体じゅうに負担がかかってくるのです。
AKA療法は仙腸関節の機能障害をはじめ様々な関節面の動きを元に戻し関節機能を改善する施術です。
ぎっくり腰も原因の場所と痛みが出ている場所は違う事がほとんどです。仙腸関節がロックしたり動きが悪くなったりして周りの組織に過緊張が起こり筋肉を傷めて炎症が起こると激痛になります。痛みが強くなると余計に過緊張が起こり仙腸関節が動かなくなり腰も動かせなくなります。
病院では炎症を抑える治療だけ(対症療法)で原因である仙腸関節の機能は治さないので炎症が消えて痛みが無くなっても骨盤の仙腸関節の機能は悪いままなので頻繁に腰痛やぎっくり腰・腰の張り・腰が重いなどの症状が起こりやすくなります。
AKA療法(博田法)では原因である仙腸関節の機能を改善させるのでぎっくり腰・腰痛が癖になる事はありません(根本治療)
仙腸関節の動き方は人によって違います。なぜかと言うと骨盤の仙腸関節の関節面の形が個人差が激しいので動き方も違ってきます。
仙腸関節に異常が起き機能障害になった時、自然に元に戻る事は稀です。仙腸関節を直接動かす筋肉が無いからです。仙腸関節は腰や足の動きを補助的に助けています。腰や足の動きに合わせて仙腸関節が動く事によって楽に身体を動かせるのです。
ですから逆に仙腸関節が動かない又は動きが悪い状態になると身体が動かし温くなるし痛みやしびれが出たりします。
しかしその仙腸関節の引っ掛かりなどの機能障害を自分で治そうとしてもできません。(たまに偶然治る事もありますが)
先ほど書いた通り仙腸関節を直接動かす筋肉が存在しないので自分以外の人に動かしてもらうしかないのです。
ただ良く動く方向が人によって違うので治療は困難です。指先の感覚で仙腸関節の最も動く方向を見極め反射を起こさずにその方向に動かさないと治療になりません
そういった技術はAKA療法(AKA博田法)で10年以上経験を積まないとできません。
仙腸関節の異常は身体の様々な痛み・しびれなどを引き起こします。
様々な治療をしても効果がなかった方や長い間痛みに苦しんでいる方は一度ご相談ください。